認知症の徘徊対策に玄関のドアやカギを変えるのはいいかも。

実は最近、自宅の玄関の扉をリフォームというか取り替えました。

理由は、玄関のドアがもうボロボロになっていて、ドアの上の器具みたいなもの(ドアクローザ―)も壊れていたからなのですが、意外なところで、びっくりしたことがあるので書いていきます。

認知症による徘徊対策になる鍵が増えているみたい

それは…防犯性が高いだけではなく、認知症の徘徊対策になりそうな玄関のドアのカギがあるということです。

ようするに、内側からも絶対に開くことが出来ないような鍵が付いているのです。

うちの玄関のドアの場合

例えばうちがリフォームで交換した玄関のドアの場合…

内側からカギをカチッと開閉するつまみがあるじゃないですか。横にしたら鍵が閉まって縦にしたら開くつまみです。

あのつまみが、何と鍵をロックしたまま外すことが出来るのです。

つまり、内側の鍵を開閉できるつまみが外れているので、内側からはどうやっても鍵を開けることが出来なくなるわけですね。

もちろん、その取り外したつまみを管理する必要はあるのですが、管理する人以外は外に出ることは出来なくなります。

家に閉じ込めてしまうことにもなりかねないという問題はあるのですが、徘徊してしまいそうな認知症の人がいる場合には、少なくとも玄関から外に出ることは出来なくなりますので、非常に効果的だと言えるでしょう。

つまみ自体に鍵をかけることもできるらしい

後は、つまみ自体に鍵をかけることが出来るものもあるようです。要するに、内側のつまみを動かせないようにする鍵をつけるわけです。

これは、玄関だけではなく、ベランダに出るガラス戸等の半月状の錠前などにも対応できるのが特徴でしょうね。

庭付きで大きなガラス戸がある一軒家などではカギ付きのものに変えるものありでしょう。

カギだけの交換もOK

ちなみに、別に玄関やガラス戸自体を交換する必要は無く、カギだけの交換もできるみたいですよ。大体、1~2万円程度で取り付けることが出来るようです。

玄関のドアを丸ごと交換するよりはずっと安いとはいえ、ちょっと痛いですけど…

徘徊防止効果は非常に高い(そもそも物理的に外に出ることが出来なくなる)ですし、一度つけたら基本的には変える必要がないものですので、意外と経済的だと言えるでしょう。

例えば、認知症による徘徊で近所の人に迷惑をかけてしまうと、場合によってはお詫びとか菓子折りとかも必要になってしまうでしょう。それに、徘徊しているお年寄りを探しに行く必要もありますよね。

そういう手間を考えると、高い買い物ではないどころか、安いと思いますよ。

認知症による徘徊に困っているのなら、物理的に外に出ることが難しくなるように、玄関やガラス戸のカギを換える、という方法もいいのではないでしょうか。