今回は、家のバリアフリー化や介護用品の購入について注意することについて書きます。
私の家は最近まで全くバリアフリーではなかったので、2016年秋に祖父の歩行が難しくなってから、一気にバリアフリー化を進めたり、介護用品を購入しました。
具体的に書くと、トイレを和式トイレから洋式のウォシュレットへ。更に、手すりも付けました。お風呂場にも手すりをつけました。シャワーチェアの購入もしましたし、介護ベッドもレンタルしました。
ケアマネージャーさんとの話し合いは必須
その時、絶対にやるべきことは…
担当のケアマネージャーさんに相談することです。
どういうバリアフリー化(簡単なリフォーム)が介護保険の適応になるのか、介護用品の購入もどこでどんな物を買うべきか、というのをしっかり教えてくれます。
おそらく業者も紹介してくれますから、基本的にはその紹介された業者で行うほうがいいでしょう。下手に安いものを探そうとして自分で業者を探して…みたいにすると、介護保険が適応されない可能性もありますから。
ネット通販等のほうが価格自体は安いことが多いが…
例えば、シャワーチェアなんかは、楽天やamazonなどのネットショップのほうが、ケアマネージャーさんが紹介してくれた業者のカタログよりも安い場合が多いと思うのですが…
だからと言って、楽天やamazonで購入してしまうと、介護保険適応外で全額負担になりました、みたいになる可能性があります。
可能性があるというか、少なくともamazon発送の商品では基本的に介護保険は適応されません。(2016年11月現在)
それよりは、少し高くても、ケアマネージャーさんから紹介された業者から購入したほうが、1~2割負担、つまり、80~90%オフで買えることになるので、絶対にお得です。
ですので、素直にケアマネージャーさんの言うことを聞いたほうが無難だと思います。
バリアフリー化時に介護保険で支給される金額
基本的に家のバリアフリー化(簡単なリフォーム)は、1人当たり20万円まで支給されます。(支給されるというよりは20万円までは1割負担でOKです、という感じですね)
ただし、逆にいえば20万円しか使用できませんので、どういったバリアフリー化に使用するか、しっかり検討したうえで使ったほうがいいでしょう。(※1度の使用で20万円に満たない場合は繰り越すことが出来る場合が多いですし、介護度が上がった場合はもう一度利用が可能になる場合もあります)
うちの場合は…
ちなみにうちの場合、祖父母ですから、20万円×2の40万円分使うことが出来ました。
和式トイレから洋式のウォシュレットにしたのは手すり等全部込みで40万円程度だったのですが、介護保険のおかげで約20万円で済みました。(妙に高いのはトイレの壁紙等も全部張り替えたり、タイルを削ったりといったことも行ったからです)
お風呂の手すりに関しては、20万円に満たなかったので全額1割負担でOKでした。確か数千円で済んだかな。
工事が伴うバリアフリー化には時間がかかる
あともう一つ重要なことは、こういったバリアフリー化は、かなりの時間が必要だということです。特に商品だけではなく、工事が必要な場合は、相談してから実際に完成するまで時間がかかります。
うちの場合は…
例えばうちの場合だと、シャワーチェアや介護ベッドのレンタルなどは1週間以内に出来ましたが、お風呂やトイレの手すりの設置、和式トイレから洋式のウォシュレットタイプへの変更の工事は、結局1か月ほどかかりました。(工事自体は、手すりは1日、トイレも3日ほどでしたけど)
その間は結構不自由な状態で生活する必要がありますから、うちのように、急に介護が必要になったからバリアフリー化をする、では遅すぎる場合があります。
早め早めのバリアフリー化がお勧め
出来るだけ早め早めのバリアフリー化を進めたほうが後々楽になると思いますので、担当のケアマネージャーさんに相談してみてください。