認知症のお年寄りと子供返りについて、うちの祖母の場合

今日は、認知症と子供返り(幼児返り、赤ちゃん返り)について、うちの祖母の場合のことを書いていきます。

子供返りとは?

そもそも子供返り(幼児返り、赤ちゃん返り)というのは、簡単に書くと、まるで子供のような言動を行うようになったりすることで、認知症のお年寄りの場合、たまにこういった症状がでることがあるそうです。

うちの認知症の祖母の場合…

うちの祖母の場合は…やっぱり子供返りかな?と思うような言動をすることがありますね。

怒られると床に寝転ぶ

一番それっぽいのが、祖母が食べすぎているのを母親が怒ると急に拗ねたようになったり、急によろけたり、非常に上手く床に転がることですね。

あ、転倒する、ではなくて、転がる、といったほうがしっくりくるぐらい、見事に床にボテッと寝る、みたいな感じですね。

それを母親が起こそうとしてもテコでも起きない、みたいな感じです。呆れた母親が立ち去ると、普通に起き上がってまた食べ物を探しだします。

最初目撃したときは、かなりびっくりしました。転んで怪我でもしたら大変じゃないですか。

ですが、間近で見ると、見事なフォームでゆっくり転んでいますので、今のところこの動作自体で怪我をすることはなさそうです。

ただ、どこでも行うので、周辺に何か尖ったもの等がある場合が怖いですね。狭い家ですから。

都合が悪いと体の調子が悪くなる(?)

後は、何かを頼まれると急に体調が悪いと訴えだすのもちょっと困りものです。

例えば、私の家の場合、祖父母の部屋はエアコン、加湿器等が完備されているので、祖父母の部屋のほうが台所より環境が良いのです。

ですが、祖母はよく台所に出没します。(主に食べ物を探すために)

そんな祖母に向かって…

「台所よりも部屋のほうが暖かいからそっちへ行こう」

と言うと、途端に

「いま足が…」

「心臓がちょっと…」(※ 一応持病はありません)

とか言い訳をして、急に息が荒くなります。

で、しばらくすると、何事もなかったかのように食べ物を探して棚や冷蔵庫などを開けだします。

孫と立場というか、介護や見守りをする方としては、歳も歳なので、本当なのか嘘なのか、判断がつきにくいので正直結構困ります。

まあ、足が痛いのに息が急に荒くなるのは流石にないな、と思いますが。

…本当に体調不良になった時、信じることが出来るかどうか、ちょっと分からないですね。

好きなことを好きなだけしようとする

これはある意味羨ましくもあるのですが…

人のことはお構いなしに、好きなことを好きなだけ、好きなようにやろうとするのも小さな子供に似ています。

ほら、小さな子供って、一度何かで遊んで楽しかったりしたら、何度も何度も同じようなことをしようとするじゃないですか。

これと同じ感じで、(多分認知症のせいだとは思いますけど)同じことを何度も繰り返すというか、食べたいものをいくらでも食べる、なんていうのは典型的な感じですね。

わがままになってきている

これは祖父もそうなのですが、だんだんわがままになってきていますね。

とにかく自分優先というか、特に食事の時間なんかがそうで、「何時に食べる」ではなく、「自分(祖父母)が欲しいと思った時に作れ」と言います。

これは朝ごはんのときによく見られる状況らしく、母親がお店を開店する直前とかで忙しく作業している時にお店にやって来て「朝ごはんを作って」と言うらしいです。(※ 私はその時間はまだ寝ています。引きこもりですから)

そういう日の母親は、お昼すぎまでかなりイライラしていますね。

子供なら許せても大人は…

子供がこういう行動に出ると、まだ子供だから仕方ないかな、とか、あまりにも酷いようならちょっと叱ろうかな、ぐらいの感じになると思いますが…

いい大人というかお年寄りがこういう状態になると、「うわぁ…」ってなりませんか?

いや、お年寄り的には、そんなに悪いことをしているつもりはないのかもしれませんけど、見ている側というか、介護や見守りをしている側からすると、かなり困るし、イライラする事もあります。

こういった行動に対してどこまで許して良いのか、これもお年寄りを介護する上で重要な点だと改めて思いました。