孫が祖父母を介護する、そういうのは段々増えてきているみたいですね。
世間では10代~20代ぐらいの若い世代で介護する人のことをヤングケアラーと呼んでいるみたいです。
ただ、私は祖父母を介護していますが、30代中年なのでヤングケアラーの対象外と言えるでしょうね。
介護を体験したらわかること
で、体験してみると分かるのですが、介護って本当に大変です。
肉体的にも大変なのですが、どんどん性格が変わったり、衰えていく親しい人を見る必要があるという、精神的なダメージやストレスも相当なものです。
特に仲良くしてくれた祖父母の性格がだんだんと歪んでいき、叱責されたり役立たずと言わたりするのは相当厳しいです。
私の母も、かなり参っていますからね。(主に祖母の認知症関係で)
介護は大変なので私生活に多大な影響を与えます
そういったお年寄りの世話や介護を、10代~20代が行うようになってしまうと、どう考えても学業や就業、その後の人生や性格などに影響が出てくるでしょう。
実際問題、基本的に祖父母を見守るだけの私も、このままでは就職活動するのも躊躇われる感じですし。
祖母を放っておくと何を食べるか分かりませんし、自営業で忙しい母親に面倒を見てもらうのも限界があります。
そもそも母親もかなり参っているのでこれ以上負担を強いてしまうと倒れるかもしれません。
ヤングケアラーになるのは仕方がない?
話は戻して、両親(つまり祖父母の子供)世代が共働きで働いていたりすると、祖父母の面倒を見る人がいませんからね。
昔のように、母親が専業主婦として常に家にいるのなら、多少のお手伝いはする必要がありそうですが、そこまで問題にはならないかもしれませんが…。
今の時代、共働き世帯が非常に多いので厳しいでしょう。仕方ないです。働いてお金を稼がないと生きていけない世の中なのですから。
もしくは、祖父母のどちらかが健在だった場合は、老老介護みたいな形にはなりますけど、ある程度は補えるのですが、両方共介護が必要な状況になってしまうと…。
消去法でいくと、どうしても孫に負担がかかってしまう、ということになり、その孫がヤングケアラーになってしまうのでしょう。
ヤングケアラー問題は表沙汰になっていない?
でもこのヤングケアラーという問題、意外とあまり話題になっていませんよね?私も今日知ったぐらいですし。どうして話題にならないのでしょうか?
介護を体験している人がまだそれほど多くないのであまり話題にならないのかもしれませんね。
ヤングケアラーになってしまったら…
基本的にお年寄りは症状が良くなることは少なく、どんどん介護が大変になっていく可能性が高いので、ヤングケアラーになりつつある人は、介護制度について知識を高めて、色々な介護サービスを利用することも考えたほうがいいと思います。
少なくとも、介護でこれからの人生を棒に振るような選択はしないようにしてください。
※ 介護で目が離せないから学校を中退する、就職できない等