今日は、介護や介助、見守りはストレスが溜まって溜まって大変だという話をします。
特に認知症が進んでいる祖母の話になるのですが、対応の仕方によっては本当にストレスが溜まります。
先日書いたお風呂の入浴の件でもそうなのですが、とにかくいくら諌めても全く効果がないのです。そして同じことを何度も何度も繰り返します。
どれだけ話をしても、どれだけ食べても、ほとんど覚えていないのです。
認知症と向き合うのは大変という例
例えば、祖母の好物の1つである、あんぱんを5つパン屋さんで購入して、パン屋さんから帰ってきてすぐに1つあげたとしましょう。
残りの4つを台所に置いておくと…30分後に台所にいくと、あんぱんの残りが2つとかになっているのです。
で、
と聞くと、
みたいに言うわけです。
直前にあんぱん3つも食べておいて、ですよ。
このように、直前に何を食べたかも覚えていないのです。
(もしかしたらボケたふりをしたらもっと貰えるかもとか思っているかもしれませんが、そこまで知恵が回るかどうかは分かりません)
それどころか、
みたいな事を自営業で忙しく立ち回っている母親に言いにいくのです。
※ ちなみにあんぱんは、週3回以上は買ってきています。
もうこっちまで頭が変になりそうだし、何を食べても覚えていないのなら食べ物をあげる意味なんてあるのか、と、母親は相当参っています。
食べたものリストの作成作戦について
あ、ちなみに、今日は何時にどんなものを食べたか、みたいなことを大きな日記帳みたいなものに書いてもらっていたこともあります。「その日に食べたものリスト」の作成ですね。
こうすれば、認知症が進むのを少しでも防ぐことが出来るかもしれませんし、祖母自身がどんなものを食べたのかを把握できるかもしれないと期待していたのですが…
効果がなかったどころか…
実はこれ、ある意味、逆効果でした。
祖母は少し前に書いた「食べたものリスト」をみて、
みたいに言うようになったのです。(※ もちろんあんぱんは食べています、書いていないだけです)
と言っても、
となってしまい、もうどうしようもなくなりました。
ですので、「食べたものリスト」作戦は、1ヶ月も経たないうちに頓挫してしまいました。
認知症のお年寄りの介護や見守りは…
…こんな感じのことが、毎日、何度も何度も繰り返されるのです。認知症が進んでいるお年寄りの介護というか見守りは、非常に難しいのです。
介護、見守りする側まで精神的ダメージを受けることになります。もしも家族だけで介護をしようと考えている人がいたら、十分検討した方がいいと思います。
少なくとも我が家は相当、祖母の認知症で疲弊しています。