今日は、介護ベッドのレンタルや購入と介護保険に関する注意点について書いていきます。
介護ベッドは介護保険の対象外になる場合がある
何度か書いていますが、私の家では2016年秋に祖父が転倒し、足腰を悪くしたので急きょバリアフリー化を行いました。そのときに、介護ベッドもレンタルしたのですが…。
実はこれ、介護保険の対象外であるため、全額負担なのです。(月2,000円程度かかっています)
どうして介護ベッドのレンタルが介護保険の対象外になってしまっているのか、その理由について説明します。
祖父が対象外である理由
実は、介護ベッドのレンタル料金に関しては、介護保険の対象者が「要介護2以上」と決まっているのです。うちの祖父が「要支援1」、祖母が「要介護1」ですから、どちらも対象外ということになります。
実際は祖父はあまり歩けないので、もう要介護2とかになっている気もするのですが、再審査はまだ受けていませんので全額負担ということになっています。
なんだか釈然としない感じはしますけど、本当に急に悪くなってしまったので仕方がなかった、としか言えませんね。
あ、ちなみに車いすのレンタルも、「要介護2以上」となっているみたいですので注意してください。
介護ベッドと車いす以外は…
逆に、それ以外のバリアフリー化に関しては介護保険の対象者なら大抵大丈夫みたいですよ。
私の家の場合ですと、和式トイレから洋式のウォシュレットトイレへの変更や手すりの設置、シャワーチェアの購入などは「要支援1」でも適応されました。
なぜ車いすと介護ベッドだけちょっと厳しいのかはよく分かりませんね。
介護ベッドの購入とレンタルの違い
後もう一つ注意する点は、たとえ「要介護2以上」であったとしても、介護ベッドや車いすの「購入」には、介護保険を使えない点です。
あくまでも介護ベッドや車いすの「レンタル」の場合のみ、介護保険で1割負担になる、というわけですね。
もしも、介護ベッドや車いすを購入する場合は基本的に全額負担ということになります。
この辺り、いまいちよくわかりませんがそういう取り決めになっているみたいですので、従うしかないですね。
どちらが金銭的にお得なのか?
じゃあ、介護ベッドの購入とレンタルではどちらがお得か、ですけど…
これは介護にかかる年数によるので、何とも言えないのが正直なところです。
介護生活っていつ終わるか分からないでしょう?
長いかもしれないし短いかもしれない。長くなるようなら購入したほうが安くすむでしょうし、短くなってしまった場合はレンタルのほうが安いでしょう。
まあ、介護ベッドの価格に関しては、ネットで検索したら大体出てくると思いますので、その値段と月々のレンタル料金を比べて、何年ぐらい使ったら購入したほうが安い、みたいなことを計算するのは可能でしょう。
ですがそれって、結局いつまで続くのかが分からないと意味がないので、介護生活が終わった時に、「ああ、こっちのほうがよかったのかなあ」みたいになるだけだけではないでしょうか。
結局どちらが安いかなんて、終わってみないと分からない、としか言えません。
私的にはレンタルのほうが…
一応書いておくと、私的にはレンタルのほうが無難だと思います。
介護ベッドを購入して、もしも更に介護が必要な状況になって、購入した介護ベッドでは辛くなったとき、買い換えるのは難しいでしょうから。
逆にレンタルだと、別の介護ベッドをレンタルすればいいだけですからね。