髭剃りの介護(介助)が難しいのとその解決方法について

以前、祖父の髭剃りがうまくいかず叱られて、やる気がなくなった…みたいなことを書きましたが、色々勉強してみました。どうすればうまく自分以外の髭を剃ることができるのかを。

>>>以前の髭剃り失敗日記はこちら

折角勉強したので、ここに解決策を書いておきます。

髭剃りの器具は2種類に分かれます

まず、髭を剃る器具について。大きくわけて2種類あります。

1つはいわゆる、普通の髭剃りですね。T字型になっていて、刃が付いています。よくホテルや旅館などのルームサービスで浴室などに置いてあるタイプです。

もう1つは、電気シェイバー、電動シェイバー、電気カミソリと呼ばれるものですね。TVCMも結構頻繁に流れていますよね。

実はこの2つ、どちらでもよいというわけではなくて、それぞれ特徴があるのです。

電気シェイバーの場合

まず、扱いが簡単なのは電気シェイバーのほうです。肌を蒸らしたりする必要がないのでいきなり剃れますし、肌に沿って電気シェイバーを動かすだけなので非常に簡単です。最近のものだと、丸洗いできる機種も増えていますので、洗浄や保管も簡単ですね。

ただし、お年寄りの髭を剃るときの最大の欠点として、柔らかい髭や長い髭に弱い、というのがあります。

弱いというか、そもそも構造的に、電気シェイバーについている表面の穴に髭が入らないと切れないのです。ですので、その穴に入りにくい、長い髭や柔らかい髭を切ることができません。

ということは、電気シェイバーを使うときは少なくとも2~3日に1回程度は定期的に髭を剃ってあげる必要があるのです。(髭の生える早さによって違いますけど)

扱い自体は簡単ですが、頻度を増やす必要があるのはちょっと面倒ですね。

T字型の髭剃りの場合

対して通常のT字型の髭剃りは、ある程度長い髭や柔らかい髭でも剃ることができます。

ですので、電気シェイバーの時と比べて、髭を剃る頻度を少なくしても大丈夫な場合が多いです。

が、1か月以上伸ばしっぱなしの髭などはうまく剃れませんので、その場合は、先にハサミである程度切るなどの処理をするとうまくいくみたいです。

後は、やはり肌を蒸らしたり、ジェルを塗って剃る必要があるし、肌を傷つける可能性もあるので電気シェイバーよりも慎重に髭を剃る必要がありますね。

特にお年寄りの場合、肌や皮がしわしわでたるんでいるので、片手でしわを伸ばしながらの作業になるため、結構コツが必要です。

他に必要なのは、多少肌を傷つけてもいいや、と思える度胸でしょうか。結構強めに肌にあてて剃っても、意外と肌を切ったりはしませんから(少なくとも見た目は)

このように、髭剃り用の器具1つでもかなり変わってきますので、それだけでも覚えておけば、だいぶ髭を剃りやすくなるのではないでしょうか。

私が祖父に使ったのは…

ちなみに、前回私が祖父の髭剃りがうまくいかなかったときは、T字型の髭剃りでした。そして髭がかなり伸びた状態だったわけです。

この場合は、先にハサミなどである程度切っておいたほうがよかったのだな、と勉強して学ぶことができました。

後は、多少肌を傷つけてもいいや、と思える度胸ですね。これは難しいですが、なんとか頑張ってみようと思います。

次は「役立たず」ではなく、「ありがとう」と言ってもらえますように。