今日はなかなかショックなことがあったので更新します。
本日、祖父に髭剃りを頼まれたのですが…なかなかうまくいきませんでした。
お年寄りの髭剃り介助がうまくいかない理由
理由は主に2つ。
1つは、90代ともなると、肌がかなりたるんでいるというかしわしわなので、1回1回片手で肌を広げつつ剃る必要があって非常にめんどうだったこと。
もう1つは、自分の髭を剃るならともかく、祖父の髭を剃るからには、出来るだけ肌に傷をつけないようにしないといけないと思い、かなり慎重に、軽めに剃ろうとしてしまったこと。
特に今回の場合は…
しかも祖父、私が髭を剃っている最中に、喋るのです。喋られると口の周りが動きますから更に剃りにくくなるというか中断するしかなくなるわけで。
とにかく、自分以外の髭を剃るのが初めてだったので、かなりおっかなびっくりで髭を剃っていたのですが…あまりにも私が剃るのが遅いか不甲斐ないかで祖父の機嫌を損ねてしまったのでしょう。
みたいに言われてしまいました。
かなりの精神的ダメージを受けました
この言葉を聞いて、私は結構ショックを受けてしまいました。確かにちょっと厳しめの祖父ではありましたが、今までは、ここまで面と向かって不満を口に出してきたことは無かったので。
そりゃあ確かに、私は役に立たないダメ人間かもしれません。引きこもりだし、祖父の髭すら満足に剃れないレベルだし。
それは言われても仕方がないかもしれませんが…
「どいつもこいつも」という言葉は、おそらくですが自営業に家事に介護に必死に頑張っている母親も含まれていると思うと、悲しくなりました。
あれだけ必死になって祖父のために尽くしている母親も「役立たず」だと平気で言えてしまう祖父に怒りがこみ上げてきましたし、どうしてそんなことを言うのか、と悲しくなりました。
更にダメージ追加
話は戻して、結局、私はそのままショックを受けて自室に退散したわけですが。
その後の祖父のやり方も私にとっては酷いものでした。
なんと、店で働いている母親に向かって
と言ったそうです。
パジャマ姿で髭剃りを持って店に入ってきて、店でお客さんの対応をしている母親に。
以前の祖父なら、お客さんに対応しているときは絶対に店に入ったりはしなかったのに。まして、パジャマ姿で出て行くなんて信じられません。
この話を母親から後で聞いて、ダブルショックですよ。
私的には、祖父が「もういい」と言ったからショックを受けつつ自室に戻ったのに、そのことを「逃げた」と言われたわけです。
辛かったけど、食事の見守りは…
もうその日は、祖父と顔を合わせたくない感じでしたが、それでも食事のときは見守らないとのどに食べ物を詰まらせることがあります。
ですので仕方なく夕食を見守ったというか一緒に食事をとったわけですが、祖父は特に何も言うでもなく、普通にしていました。私は相当気が重かったですが。
気にするな、とは言うけれど…
…お年寄りの言うことは気にしないほうがいい、みたいに言う人は多いですが、やっぱり言われると傷付くこともあります。
祖父もこんなことを平気で言う人ではなかったし、お客さんを無視して自分本位な行動をとる人でもありませんでした。
やはり、人間は年をとると変わってしまうものなのだな、と感じた瞬間でしたね。
以上、祖父の髭剃りで苦戦した話と、それがきっかけで介護に対するやる気みたいなのが減少してしまった話でした。